静岡県に住んで1週間が経ったよ。
来てすぐに風邪をひいて熱を出して3日寝込んだけどもう元気。近くにコンビニエンス・ストアも無いし、心細くて泣きたかった。熱を出して寝ているとき、舐達麻のG-PLANTSと浮気する夢見て、最悪だった。
私、G、G-嫁、G-妹の4人で雑魚寝していて、私とGが性欲をぶつけあってしまい、G-妹に気づかれる。そのあと全員で空中に浮きながら反省した。G-PLANTS、「ちんぴこが💦」とか言ってた。
寮はボロボロできれいとは言えず、さながら独房のイメージだが↑こんな状況で寝るよりは大分マシである。
住み込みで温泉宿でせかせかと働いている。千と千尋の神隠しみたいな感じだ。常に時間に追われていて、食事も早食いがデフォルト。(わたしと食事をしたことがある人は私の食事のスピードの遅さを知っていると思う)最初はお腹痛くて辛かったけどもう慣れた。
まけんグミも買って食べたしね。
私は打たれ強いのだ。好きな小説、村上春樹の「海辺のカフカ」だし。世界で一番とは言えないがタフ。
周辺環境が村上春樹っぽい。小さくて広い浜の周りにたくさんの旅館やペンションが乱立していて、村上春樹の小説をいくつも思い出す。
「海辺のカフカ」を読んだことがある?
15歳の誕生日に彫刻家の父親のもとから家出をする少年が主人公。
彫刻家の父親は、猫を殺して解剖し、それらの首を集めたりしている。昔はもう少しまともだったのか、離婚(?)をして精神を病んだのか、謎の多いキャラクター。どこかで彫刻を見るたびにこのキャラクターを思い出す。
そんな感じでこの物語にはタイトルにもある通り海が登場するんだけど、近所の浜辺が青くて静かでイメージにぴったりで嬉しかった。
素敵なペンションがあるなと思って調べたらホームページも可愛かった pic.twitter.com/reYUYlR4nN
— 𝕺𝖗𝖎𝖌𝖆𝖒𝖎_𝕺𝖗𝖎𝖌𝖎𝖓𝖆𝖑 (@TeiO_Sekkai) 2024年2月10日
こちらの「シーサイド・ペンション 多々戸浜」は「羊をめぐる冒険」のいるかホテルのイメージだ 実際は北海道の物語だし文章から想像される外観も違うんだけど。
静かなペンション、私も泊まってみたい。
今、伊豆は桜が7分咲きだって。河津というところで、「河津桜まつり」をやっているらしい。派遣会社からは閑散期だから仕事は週に3日か4日と聞いていたが、普通に忙しい。全然観光などしていない。遊びたい。
この間は銭湯に行った。こちらの銭湯、「バカでかい湯船がひとつあるだけの洗面所」という感じで、小さな洗い場にはシャワーすら無く、ひとつだけある湯船には富士山の絵すら無い。
私の斜め後ろにいたおばさんは、壁の向こうの男湯にいる恋人?(旦那さんではないっぽく、苗字にさん付けで呼んでいた)と「あと何分〜?」などと声をかけ合いながら体を洗っていて、チラッと見てみたらめちゃくちゃまん毛剃ってた
やっぱ好きぴなのかなあ 好きぴとお風呂行ったらそりゃまん毛剃るよね
働いている旅館の大浴場はタトゥー禁止なんだけど、とりあえず100均でファンデシートを買って隠して行ってみた。内湯も露天もオーシャンビューが売りなんだけど、夜中に行ったので真っ暗で何も見えなかった。本当に山に囲まれているから、夜、本当に暗くなる。海は見えなかったけど星がかなり見えた。露天風呂は船の形をしていた。夜空、冬の星、椰子の木、裸の乙女……ロマンティックでaestheticだ。
仕事中、黙々と作業しながら魂の使い方について考える。
仕事、職業、生業としているものって、しのぎ?それともアイデンティティ?
週に5回も、決まった時間に同じ場所に行くみたいなことをするのが私はとても嫌い。でもやっぱりダンサーでいたいから、何ヶ所もショーダンサーの仕事ができる場所を転々としてきた。自分のアイデンティティと関係無い仕事をするとそれはそれで自分が何者でもないしツマラナイ生き物だと感じてしまって自分を愛せない。もう東京で決まった場所で働くの嫌だなあ。楽しいことだけしてたいな。
創作意欲も才能も無い。友達もあんまりいない。でもやっぱりキャラクターでいたい。つまんない魂!
でも、そんな枯れ果てた魂を潤すために、いま、わざわざ旅をしているの
友達に会いたいな。職場の人にみんなで夜桜を見にいくんだけど高橋さんはどう?と聞かれて即「行かないです。」と答えた。職場の方たち全然嫌いじゃないけど遊びにいくなんて絶対に嫌だ。
私と同時に派遣で入った人、寮で夜中にお経を唱えるから同室の人と揉めて3日で辞めたらしい
— 𝕺𝖗𝖎𝖌𝖆𝖒𝖎_𝕺𝖗𝖎𝖌𝖎𝖓𝖆𝖑 (@TeiO_Sekkai) 2024年2月10日
私と同時受け入れだった(けど遅れてきた)人、6月末までの契約のはずがお経を唱えて揉めて辞めた。みんな色々言ってたが、みんながみんな同じ生き方をしてるわけじゃないからしょうがないのだ